パナソニックの太陽光発電システム・パワーコンディショナーは、発売開始時である1993年には、約400万円もの設置費用が必要とされていました。その後、全国各地に家庭用太陽光発電システムとしてシェアを広げることで、年々設置コストが減少して、現在の設置費用は発売当初の約10分の1にまで低減されています。太陽光発電システムとして、国民に認知されてきたため売上が増加し、製造コストが低くなったことが、その理由としてあげられます。パナソニックの太陽光発電システムは、その優れた省エネ性能により、月々の電気代節約に大きな効果があるとはわかってはいても、初期投資として数百万円が必要であることから、二の足を踏んでいた家庭も多いのが実情です。
しかし、パナソニックのパワーコンディショナーは、長年にわたり地道に積み重ねてきた研究や企業努力により、初期投資にかかる費用を大幅に押さえ込むことに成功しました。自治体からの補助金を活用すれば、従来では考えられないほどの安い費用で設置が可能となっています。パナソニックのパワーコンディショナーの性能が、いかに優秀であるかがわかっていたとしても、設置コストとして400万円から500万円ものお金が必要であった時代には、経済的にかなり余裕のある家庭しかパナソニックのパワーコンディショナーを導入することはできませんでした。しかし、初期投資の費用がわずか40万円から50万円へと下がってきた現代においては、設置への障壁はなくなっていると言っても過言ではないでしょう。