太陽光発電システムのなかには、太陽電池モジュールやパワコン、配電器、電力量計などの機器が含まれます。これらの機器は、国内外を問わず、さまざまな企業で製造されていますが、オムロンもそのひとつにあたります。太陽光発電システムは、現在では一般家庭でも、産業用でも、幅広く普及しているところですが、場所によっては設置ができないこともあります。もともと日照が不足していて、発電量が充足できないような場所は当然としても、海岸沿いの場所なども、実はそのような設置不適当な場所に含まれることがあります。
海岸沿いは、ビルをはじめとした遮蔽物がないため、日陰が少なく、本来であれば発電効率としては最適なところです。しかし、海水は塩分を含んでいるほか、砂丘からの砂塵の問題もあるため、パワコンの腐食、故障を招来してしまうことがあり、これが設置をする上でのネックになっています。オムロン製品のパワコンの場合には、塩害対策を施したラインナップもあるため、場所を選ばずに設置が可能です。塩害対策のあるオムロンのパワコンは、特殊なジョイント部品によって防塵を図っているほか、亜鉛、マグネシウム、アルミニウムの特殊な合金を採用した鋼板で腐食にも強い特徴があります。
このような対策が施されているパワコンならば、重塩害地域とされている海岸から500メートル以内の場所であっても太陽光発電システムの機器の設置が可能で、土地を有効利用できます。